薄ピンク色
いわま とわ
薄ピンク色
- 434
- 5
- 0
彼女はお粧しをしてから
彼に会いにいく
駅で偶然会った彼女はキラキラしていた
彼は知らないだろう
彼女の薄ピンク色の唇を
僕は知っているんだ
彼女の赤く染まった唇も
僕の手に入らないとしても
誰かのものではいて欲しくなくて
せめて本当の唇だけは
彼には教えないで欲しいんだ
僕に気づいた彼女は
僕の目を見て
微笑んだ
Comment
No Comments Yet.