【台本】君は星垂【朗読】
読み手【コトハ】/ピアノ【四ノ宮りゐ】
【台本】君は星垂【朗読】
- 15
- 3
- 0
声劇にもトライしてみました!
夜中テンションじゃないとできませんね笑
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この季節が来ると決まって思い出す
禍々しい(まがまがしい)程に深みを増した緑と
静寂(せいじゃく)なる青に沈む川辺り(かわべり)
「知ってる?
ホタルって、地上に出て……七日しか生きられないんだって」
君はそう言って、
真実を知ったような素振り(そぶり)で
小さく笑った
じっとりと密な黒髪に
時々、柔らかい光が映り込む
七日間という時間を
長しとするか、短しとするか
それは、与えられた命によって違うんだと思う
「きっと僕たちが光って居られる時間だって
夜空の星からすれば、ほんの一瞬の出来事なんだ」
君は濡れた(ぬれた)髪を耳にかけ、そっと下唇を噛む(かむ)
そうして君が一番美しかった時間は
夏の夜、静かに散っていった
この指先に、微かな(かすかな)熱を残したまま
#台詞 #声劇台本 #声劇 #1人声劇 #一人声劇 #朗読 #静か #四ノ宮りゐオリジナル #えんじることは #匙様が尊い
Comment
No Comments Yet.