白い雲の話 [Ver.0.3b/nana-prototype]
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白い雲の話 [Ver.0.3b/nana-prototype]
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ようやくボーカルが入った新しい歌の素片を投下します。
ほとんど飽和状態な感じでエフェクトほとんど無し、お聞き苦しいかと思いますが…すみません。
#オリジナル #DTM #ボカロ #ありきたりなおはなし
#ボーカルが入っていない歌とは #哲学
あれこれ悩んでいたらハモる部分が多くなってしまい、ほぼ今日いちにち使ってしまいました。 #教科書マーカーだらけになるタイプ
音の濁りはミックスの時に直すと決め、管弦とギターも復活。
次はコーラスを考えていきます。
昨日→https://nana-music.com/sounds/02fc797d/
バージョンアップ履歴→https://nana-music.com/playlists/1740477/
そして、こっそり歌詞をフルサイズで置いていきます。
2017年6月3日(土曜日)晴れ
白い雲のおはなし
人と目が合ったら
本当の雲になって
彼女は消えてしまう
そう親から聞いていた
*
その雲は白く長く
青い空に伸びている
実は空に棲む白い竜
最後の竜
さっき見た一筋の道
夕日に染まる赤いリボン
思い煩うことなく
話し合える誰かはどこにも居ない
行き場なく歩く彼が
見上げている白い雲
夕日のまだ届かない
青い空に伸びる
さっき振り返り見た夕日
圧倒的な光の束
思い煩うことなく
話し合える誰かが居たら良いのに
彼女は彼が見つめているなんて
気付かなくて
彼は彼女が竜だなんて
気付かなくて
*
翌日の夕暮れはにわか雨
傘持たぬ彼は
黒い雲の下
ぽつり降る雨に濡れる
空を仰いで目を移すと
向こう側に仄明るい光
こことは違う白い雲 でも
どれだけ歩けば着けるだろうか
珍しさ失せた彼女
残る寂しさ抱えながら
雨雲を避けるだけ
ただ空を彷徨ってる
地を這う視線進めると
向こう側に歩く人ひとり
反射的にその身が竦む でも
いつまで耐えれば良いのだろうか
ああ いま目が合えば
わたし消えてしまう
彼は彼女を見つめ
彼女は彼を見つめ
*
青いシーツのベッドで
裸の彼女が目を覚ます
白い肌に汗の雫
見つめる目の記憶だけ
***
ああ 空を見ていたんだ
無邪気な彼が話す
作り話聞きながら
白い肌の彼女が微笑む
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