『天女』 【朗読台本・一人声劇】
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『天女』 【朗読台本・一人声劇】
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#声劇 #声劇台本 #台本 #朗読台本
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「あぁ…鳥のような翼があったらいいのに…どこへでも自由に飛んでいけたら…」
舞の練習をしながら君が呟いた…
それからすぐのことだった…
君が亡くなったのは...
彼女の舞はとても綺麗だった...
今でも鮮明に覚えている...
まるで「天女」のようだった…
私は舞を見るたび君を思い出す...
彼女は雲の上から私を見守ってくれているだろうか?
それとも、すぐそこにいるのだろうか…
もし、いるのであれば姿を見せてほしい...
そう願うばかりだ...
空を吹く風よ。
天女が通る雲の中の通路を吹き閉ざしておくれ。
天女のように美しい舞姫の姿をしばらくとどめておきたいから。
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