【単発声劇】間幕と序章の始まりの話。
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【単発声劇】間幕と序章の始まりの話。
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これは道化の一人話。
人生という劇の中で、
主役を演じることの出来ない
哀れな道化の「戯れ言」です。
台本
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(好きなタイミングで)
唐突な話だけど・・・。
僕は随分と前に「僕」を辞めているんだ。
今の僕はただ。
舞台上で踊らされるだけの、
愉快で滑稽なあやつり人形・・・。
まぁ、それでも悪いこととは思わないよ。
だってそうだろう?
僕自身が僕でないのなら。
僕が主役の僕の物語は、
まだ始まってすらいないのだから。
今のこの劇は・・・。
そうだね。
言うなれば、劇と劇を繋ぐ間の
「間幕」・・・さ。
それで、この間幕が終わったら、
ついに始まるんだよ!
感動とスリルに満ち溢れた
僕が主役の大舞台!
・・・なんて、そんな訳ないよね。
・・・あーあ、
いつになったら・・・この劇が終わるのかな・・・。
それと・・・。
僕のスポットライト(居場所)は、
どこにあるのかなぁ・・・。
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