台本「先輩ちゃんの『いつも通り』」
あなた(台本:LeoN)
台本「先輩ちゃんの『いつも通り』」
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発掘されし古(数ヶ月前)の台本。
台詞の改変、一人称や性別の変更などはお好きなようにして全然オッケーです。
むしろ言いにくかったらじゃんじゃん変えてください。
僕の処女作なのでそのへんはご容赦。
ーーー台本
いつも通り、何も変わらない通学路。
いつも通りのところに信号機はあるし、
いつも通りのところにコンビニはある。
桜の木には例年通り花びらが咲き乱れ、
小鳥たちはいつものようにその声を響かせる。
私が歩くたびにこの道からは小気味よい音が鳴る。
そしてビルとビルの隙間から覗いている陽射しは、
私のことを背中から照らしている。
そんないつも通りの風景に、
いつもは見慣れない人の姿があった。
その人は、
私の後輩であり、幼馴染の男の子だ。
彼は私の在学する学校に昨日付で入学したのだ。
「おはよう」
私は笑顔で手を振って、彼の元に向かう。
彼の着ている制服はまだ大きくて、
不慣れだったのかネクタイも少し曲がっている。
そして私は彼と通学路を共にする。
後輩であり、
幼馴染であり、
そしてーー私の初恋の相手である彼と一緒に。
Comment
2commnets
- LeoN
- ルー数ヶ月前も言った気がするけどこれ好き