朗読「少年と賑やかな繁華街」

朗読者: 台本:成宮鈴乃

この後の少年の物語を書こうか迷っています。もしかしたら、続編出すかもしれません ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 僕は、とても明るくて賑やかな繁華街を一人で虚しく歩く。 どこに向かってるかなんて自分でも分からないけど、静かな家に閉じこもるよりはマシだと思った。 幼い頃に両親に捨てられて僕は孤児院に入った。 その場所で、ただただ本を読んで毎日を過ごしていた時、突然声をかけられた。 すると、一人の男がこちらを見てニコニコと笑っていた。 そして孤児院にある小さな部屋へ僕の手を引き歩き出す。 その男は一つ、二つと涙を流していた 「何故、泣いているの？」 涙の理由を淡々と話してくれた。 その男は僕のお父さんの兄。つまり、伯父だ。 伯父に引き取られ、すくすくと育った僕がもう世間から大人の扱いを受ける年になる頃に、叔父は急な病にかかった それから一年が経ち、僕が今、繁華街を歩いている今日の三日前に伯父は亡くなった 今まで独りだった僕には、もう当たり前の存在になっていた伯父。照れくさくて言えなかった感謝の言葉。 思い出すと後悔と共に涙が溢れた。 「ねぇ…僕、あなたに今まで育ててくれてありがとうって言えてないよ…」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【物語】 とある賑やかな繁華街を一人歩く少年は、周りの音に耳を澄ませながら、過去に両親に捨てられた自分を、親代わりにと大切に育ててくれた、今は亡き伯父を思い出す。 哀しみと寂しさで埋め尽くされた少年の心だったが、それだけではなかった 少年:三日前に亡くなったおじを大切に想う少年 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ BGMお借りしました。 性別、名前、感情、台詞アレンジ、アドリブ等大歓迎です！ #声劇 #朗読 #台本 #すずの台本 #Riro_Bgm