1人用声劇台本 「鯉と恋心」
Losstime Life
1人用声劇台本 「鯉と恋心」
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お久し振りです。
きよ。です。
BGMとして使わせていただいてる、この曲に一目惚れならぬ、一聞惚れして衝動で作っちゃいました(๑>•̀๑)テヘペロ
今回のお話は、和イメージで静かな中にちょっとしたホラーと、艶やかさ、そしてほんのりと色づき始めた恋心を詰め込んだ作品です。
良かったらコラボして行ってください。
いつものように、アレンジ、一人称の変更などはご自由に。
#nana民と繋がりたい
#1人用声劇台本
#読み師さんと繋がりたい
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ボタンを外し、リボンを解く。
そっと袖を抜くと、白いシャツが足元で丸まった。
これから君に会える…それだけで胸が高鳴る。
君に会えたらどんな話をしよう…。
一昨日の朝見た不思議な色の蝶の話をしようか、それとも、遠く離れた場所で暮らしていると聞く妹が金魚の絵を送ってくれた話をしようか…はたまた自分しか居ないはずのこの家で、暖かく出迎えてくれる彼女の話をしようか…。
あぁ、早く…早く…。
いつもなら時間がかからないのに、腰紐を結ぶのに戸惑う。
絡まって、解けて…また絡まりあって…。
"まるで僕と君みたいだ"
思わず笑みがこぼれた。
庭の鯉が跳ねた音が聞こえた。
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