【夏の大合唱企画】
『ひと夏の"いじめられっこ"のお話』
駅のホームで只 電車が来るのを待っている。
乗るためではなく。消えるための電車を。
灰色の地面から伝わる熱と耳障りにも聞こえる蝉の声が 自分の中に生まれてしまった感情を消そうとしてるように思えた。
微かに開いた鞄の口から見えるボロボロの教科書。
「今日は あんまり殴られなかったな…」
こんな暑い日に着る長袖のパーカーは少し肌にはりついて 気持ちが悪い。
毎日増えるこの傷を 第三者が見たらどう思うのだろう。
同じ歳で 同じ制服を着ているのにどうしてなんだろう。 誰もたすけてなんかくれない。
重力に身を任せる。 耳に痛いブレーキ音がどこか心地よくすら感じた。やっと●ねる。
____鈴の音がした。
これから目にする様々な世界で何を思ったのだろう。
弐「人の波に消えた君の話。」
年に一度、近所にある神社でやってる祭りに行くのが夏の楽しみだった。
持病のせいで今年は無理かもと行っていた親友のまきも急に体調が良くなったとかで 結局今年も一緒にまわれることになった。
「ごめん。そろそろ帰んなきゃ。」
そういって 繋いでいた手がほどかれた。
気付けばすっかり 空に星が散りばめられていた。 まるで 彼女の最期の姿を飾っているかのように。
「またね。来年も一緒にくるからね!!」
必死だった。
彼女が居なくなるなんて根拠は何一つないのに。ただ 長年の勘が、これが最後だと言っている気がしただけなのに。
「ありがとね。」その言葉と共に 私の親友は人混みに消えていった。
「親友って こんなにも儚いものなんだね。」
誰かの声がした。
ムーミン▼
すのう〇
▼何でもないと口をつぐんだ
ホントはちょっと足を止めたくて
〇だけどもきみは早足ですっと前を行くから
ぼくはそれを見つめてる
▼最終便 きみは乗る ぼくを置いてって
〇はしりだす ゆっくりと 地面がずれていく
▼泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
「いかないで」
〇遠くへと 消えていく ぼくを置いてって
▼もう随分 見えないよ 夜が崩れていく
泣いちゃだめ 泣いちゃだめ でもホントは言いたいよ
〇「いかないで」
主催 ムーミン(¥∀¥)
歌い手
「いじめを受けるわけがある?
いじめる人もいるんじゃん。そんな話。」
壱 わすれられんぼ ムーミン×ショボーンの親友
https://nana-music.com/users/1289089/
「人の波に消えた君の話。」
弐 いかないで ムーミン×すのう
https://nana-music.com/users/1401287/
「本体でないならどうでもいい人の話。」
参 ドナーソング
ムーミン×れい
https://nana-music.com/users/4539849/
「終らせてくれない世界の話。」
四 わたしのアール
ムーミン×まめた
https://nana-music.com/users/4177742/
Comment
6commnets
- 佐藤拍手ありがとうぅぅぅぅ!!!!!! かっこよくてかわいい声ですね!!!!(ノ)*´꒳`*(ヾ)✩ そしてしょたしょたしょたしょたショタボおおぉぉぉぉ(((うるさいっ
- ムーミン( ¥ ∀ ¥ )@4月いっぱいで終了
- ムーミン( ¥ ∀ ¥ )@4月いっぱいで終了こちらこそありがとうございます( ´罒`*)✧" 嬉しいです🙌
- ムーミン( ¥ ∀ ¥ )@4月いっぱいで終了
- シモ拍手ありがとうございます! すごく素敵なコラボですね…!
- ❁華茶𖠚ᐝ力強い歌い方で素敵ですね!