SummerDreamer【未完成形】
久石譲
SummerDreamer【未完成形】
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この声劇は『未完成』です。
でも【私】にとっては『完成』です。
本当の完成した形はさといの
「SummerDreamer」へ。
なのでこの物語はTo be continue...?
「ねぇ、どうして君は………」
先程とは打って変わった声劇です。
この台本は兄さんが作ってくれました。
ありがと!これをやれて嬉しいです。
夏は終わりですが、夏の物語を送らせて頂きました。
聞いて頂きありがとうございました。
ゆうり:夏になったよ。君がいなくなってしまったあの夏に。
さとい:学校を終えて、君が待つ真っ白な建物に向か っていた。
何度も足を運んだ建物の構造は覚えていて、僕は真っ直ぐに足を向けた。
さとい「やぁ」
ゆうり「また来てくれたの?」
さとい「またとは失礼な。来ちゃいけないのかい?」
ゆうり「そんなことないよ、凄く嬉しい」
さとい:学校の事、授業の事、くだらない話なんかもたくさん話した。
ずっと目をキラキラさせながら聞いてくれた。
ゆうり:ーでも、君はもういないんだね。
君と会うのが最後だとわかっていたら
話をするのが最後だとわかっていたら
きっとあの言葉を君に伝えたんだろう。
「「君が好きだ」」って。
もうこの言葉を使って伝える相手はいないんだね。
「ねえ、どうして君は死んだの…?僕は治ったのに…」
君がもういないだなんて。
声が聞けないなんて。
君の墓前に手を合わせて、呟いた。
ゆうり:ー君の分まで頑張るから。
『…ずっと見守っているから』
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