夕闇の魔法使い
台本:壬音 声:ちゅったん
夕闇の魔法使い
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#台本 #一人声劇 #ひとり声劇 #一人芝居 #優しい #温かい #夕方 #魔法 #不思議 #壬音のお話
ちょっと
自分なりに
やっちゃった所が
すいませんΣ੧(❛□❛✿)
―その小さな公園には、夕闇がせまっていた。
そこの小さいオニイチャン。
さっきから俺の横にずっと座ってるけど、もう夕方だぞ。
暗くなる前に家に帰りな。
…お母さんと喧嘩して、飛び出して来たのか。
それで帰りたくないんだな。
でもきっと、お母さん心配してるぞ。
「お母さんなんて大嫌い」だって?
そうか…。
あのなオニイチャン、実を言うと俺は魔法使いなんだ。
俺が手を叩けば、お母さんは消えてしまう。
「大嫌い」なんだろ?
それなら、消しちゃっても良いよな。
…駄目?
ははは、そうだよな。
本当は、お母さんのこと「大好き」なんだろ?
さあ、早く帰って仲直りしておいで。
急がないと、ほら、手ぇ叩いちゃうぞ。
ははっ…気をつけて帰れよー。
…さて、俺もそろそろ帰ろうかな。
―俺は指を鳴らすと、夕闇の中へと溶けていった。
―信じようと、信じまいと。
―魔法使いは、あなたのすぐそばに。
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Comment
4commnets
- ちゅったん
- 夏那(なつな)最高…。 楽しそう!こっそりやってみようかなー
- ちゅったん
- 壬音ちゅったんが読んでくれると思わなかった( *˙ω˙*)و グッ! ところどころ混じる方言ににやっとしてしまったよーw コラボ有難う御座いましたー!