桜の花びら【台本】
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桜の花びら【台本】
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君がいつか綺麗だと言った
桜の花びらを、一枚一枚、丁寧に踏みつけて歩いた。
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元気にしていますか。
君がいなくなって、約1年が経ちました。
「君がいないと」と口癖のように言っていた僕だけど、泣きじゃくったのは別れたその日だけで、それからは意外とすんなり立ち直りました。
だけど、あの口癖が嘘だったわけではなくて、
本当にあの時は君しか支えがなかった。
僕がそんな風に弱音を吐くと、君は決まって僕を抱きしめて「大丈夫だよ」と言ってくれたね。
いつも癒されたよ。ありがとう。
今思えば、僕は君に与えられてばっかりいたけど、
僕は君に何かを与えられていただろうか。
自分では思い浮かばないけれど、こういうものなのかな。
君と過ごした日々は、ただただ幸せで、とても美しかった。
もう君と一緒にいる事はできないけれど、
僕はそれなりに幸せな生活を送っているので、どこかで見守ってくれていたら嬉しいな。
君も、どこかでお幸せに。
*
二作目です。
一人称変更、アドリブなどご自由に。
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