【朗読】夕日の帰る場所

再さん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サウンド:レーニャさん『ad-lib piano BGM 陽色』

再さんのこの作品、私の中では名作です レーニャさんのオリジナル曲の、楽しげだけど少し寂しげな世界観を、絵本に詰め込んだように感じました というわけで、感じたままに、絵本を読むように… 皆さんは、どう感じますか(^^) ーーーーーーーーーーーーーーーー 茶色の大きな紙袋に、焼きたてのパンをたくさん。 マーマレードのジャムも忘れずに。 暖かい、お家に帰ろう。 今日は心あったまるスープがあるらしい。 夕日の声は聞こえない。涙も見えない。 光が眩しくて、どうも目を閉じてしまいがち。 寂しげな色も分からない。オレンジ。 とっぷりと、甘くて濃い。 透明と透明の重なりが、透明を隠してしまったようだ。 まるで、本心を見せたくない、みたいに。 切なさを感じるのは、思い込み？終(おわり)の連想？ 地平線の向こう、何処に行くんだろうか。 馬鹿だな、回ってるのは僕たちの方なのに。 このジャムが無くなった時、空き瓶になる。 その時は、ここをお家にしよう。 いつでも、夕日が見えるところに飾ろう。 そして、いつでも帰っておいで。 ここが、夕日の帰る場所だ。 #朗読 #声劇