声劇台本 容疑者Bの依頼

容疑者B【】

改変、アドリブ等ご自由にどうぞ！ 色々な解釈をしていただければと思います。 ────────── とある殺人事件の犯人探しを依頼したいんです。隣町で若い女性が殺された事件で……って、知ってます？ さすが探偵さん、事件の話はよく耳に入るんですね。 え？ あはは、そんなことまで。もしかして警察から捜査協力とか依頼されているんですか？ ええ。僕が、その事件の容疑者……みたいです。 刑事さんが何度も何度も何度も話を聞きに来るもんだからぴんときちゃいますよ。 無理もないんですけどね。 最初に話を聞かれた時、もう笑いをこらえられなくて。 怪しい奴だと思いますよ、我ながら。 でもそれくらい嬉しかった。 正直彼女には、死ぬなら出来るだけ苦しんでほしかったし、何なら僕が殺してやりたかったくらいで。 残念ながら僕じゃないんですよね。僕より先にやっちゃった人がいるんだから。 まあ、嫌いだったのは彼女の方もなんでしょうけど。 殺したかったと思いますよ、僕のこと。 おっと、話が逸れましたね。 …えっと、探偵さん。あなたに警察より先に彼女を殺した犯人を見つけてほしいんです。 やだなあ、怖い顔しないでくださいよ。何かしでかす気じゃないかー、なんて。 ただちょっと、警察より先に話してみたいんです。 どんな奴が彼女を殺したのかこの目で見てみたい。 本当に、ただ、それだけですよ。 ────────── ・彼女を殺したのは本当に彼ではないのか ・彼が彼女に抱いていた感情は ・なぜ犯人を見つけ出したいのか この辺りの解釈で演じ方が大分変わってくるのではないでしょうか。 #台本 #声劇 #一人用声劇