声劇台本 一人用 【世話焼きオオカミと赤ずきんちゃん】
読み手:《》 台本:青金石。
声劇台本 一人用 【世話焼きオオカミと赤ずきんちゃん】
- 165
- 6
- 3
声劇台本!
アレンジ、一人称、語尾の変化等ご自由に!
あ、あの子が家を出てきた。
白いワンピースに赤いずきんをかぶって、茶色のかごを持って。
心無しかヨタヨタしたように歩いてくる。
…あれはぶどうジュースだろうか、大きい瓶が二本もかごに入っている。
もし転んで瓶が割れたりでもしたら大変だ。
でも今日は何もしないでずっと見守っていようって決めたんだ。
彼女はいつもよりゆっくりとしたペースで森の小道を歩いていく。
「お、おい、そっちの道じゃないだろ」
あ、しまった。つい言葉をかけてしまった。
彼女は立ち止まりキョロキョロと辺りを見回している。
…なんとかバレてはいないみたいだ。
しかし少女は来た道を戻ることなくまっすぐ進んでいく。
あとをつけていくと大きな花畑があった。
なるほど、ここの花をおばあちゃんに届けたかったんだな。
彼女が立ち去ってから俺もここの花を摘んでいくことにした。
祖母の家を出てきたところで花束を渡し、「お疲れ様、1人で行けてえらかったな」と頭を撫でてやるんだ。
そしていつもの通りたわい無い話をしながら家まで送っていってやろう。
ストーリー補足
お母さんに頼まれて森の中の祖母の家に行くことになった少女。彼女が家を出る時にはいつもオオカミさんが付いてきてくれていた。しかし今日は自力でお使いに行かせたいと思い少し離れたところでオオカミは少女を見守っていた…
童話シリーズ第二弾!(?)
赤ずきんのお話をもとに書いてみました!
オオカミさんと赤ずきんちゃんは友達だといいな~と。
はじめてのおつかいみたいな感じになりましたね(笑)
童話ではオオカミは悪役が多いけれどすっごく紳士だと思うんです!
もし良かったら読んでやってください。
#声劇台本 #一人用 #ファンタジー #赤ずきん #ほのぼの
#BGM #明るい
Comment
3commnets
- 奏人は滑舌がニートであるお借りします
- ゆきしろお借りしますね
- 花蓮お借りします