少女と屋上と記憶 【1人声劇】
ailia
少女と屋上と記憶 【1人声劇】
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少女と屋上と記憶。自作
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屋上。
小学校の屋上。
そこに少女はいた。
思いを募った別れの手紙と
靴を置いて少女はそこに立っていた。
あと一歩踏み出せば天国。
彼女は決心して天国への一歩を踏み出した。
羽根の生えていない少女はそのまま真っ逆さまに落ちていった。
10月2日
都内の病室。
少女は目覚めた。
天国への切符は手に入らなかったのだ。
その代わり、少女はある代償を支払った。
記憶。
少女はすべての記憶を忘れていた。
隣で座っている女の人が誰かわからなかった。
自分が、誰かわからなかった。
なぜここにいるかもわからなかった。
少女はすべてを失った。
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すごくマッチしたBGMが自然と見つかり嬉しみです。
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