【声劇台本】復讐
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【声劇台本】復讐
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復讐に取り憑かれた男の話
目の前に横たわる誰かの体。
手から伝わる生暖かい感触。
俺がやったという、どうしようもない事実を目の前に、思わず自嘲の笑みを浮かべる。
俺はもう、これに恐怖を感じなくなっていた。
なんの感慨もなくソレに背を向け歩き出す。
あぁ、俺はどこまで堕ちるのだろうか。
復讐(これ)を始めたことに後悔はない。
これは、俺の選んだ道であり、彼女に対する償いだ。
たとえそれが誰かに仕組まれたものであっても、俺は変わらないのだろう。
しかし、ふとした時に不安になる。
彼女は本当にこれで報われるのか。
彼女は、今の俺を見て、一体何を思うだろうか。
素敵な伴奏をお借りしました。
#朗読 #一人朗読 #声劇
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- 想汰(*´˘`*)♡お借りしました❀.(*´▽`*)❀.