【声劇】『時の魔女と黒猫の話』【コラボさせていただきました】

魔女【RIMA】 黒猫【まっちょりあん。】

初めての声劇。 楽しかったです。 ありがとうございました。 此処は魔女の館。 今日も1人と1匹、魔女と黒猫は食べられもしない食事をテーブルに並べ、動かない時計と共に時を過ごす。 魔女「まずは、建設的な会話をしましょう、貴方と話していると終わりがないように思えるから」 黒猫「思える、じゃなくて事実そうなのさ、だってほら、時計は止まっているだろう」 魔女「時計が動かなくても時は動くわ、私達は気付かないけれど、いつかは朝がきて、いつかは夜がやってくる」 黒猫「君は大きな勘違いをしているね、僕らは気付かないけれど、確かに時は止まっているのさ、それを確かだと証明できやしないけれどね」 魔女「それなら私たち、ずっとこのままね、ずっと同じことを議論し続けるのね？」 黒猫「嗚呼、そうさ、時が動かない限りテーブルの上の料理は食べられない、僕らはこの会話を終えられない」 魔女「ええ、そうね、ーーなら時を動かしてみせましょう」 黒猫「君が出来るっていうのかい？」 (嘲笑を含んだ声で) 魔女「やってみせるわよ、私は魔女だものーー、そのためには、まず、私たちが変わらなければならないわ、貴方の協力が必要よ」 黒猫「変わる？ 一体何をする気だい？」 魔女「終わりが無いものを、一つ一つ無くして行きましょう」 黒猫「それで？ 初めは何をするんだい？」 魔女「まずは、建設的な会話をしましょう、貴方と話していると終わりがないように思えるから」