【声劇台本】七つの神罰~第6話~
作者:「To s h i a ki」 演者:「」 BGM:「DOVA SYNDROME」
【声劇台本】七つの神罰~第6話~
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《七つの神罰》
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『声劇』
【第6話】:《七つの神罰》
・ネルソンは、真実を語れば共に冒険ができなくなると警告した。しかし、ウェルチの眼光は鋭く、ネルソンをまっすぐ見て恐れることもない。全ては覚悟の上だったのだ。そういうわけで、ネルソンは自らの秘密を明かすことになった。だが、覚悟していても抗えない運命というものが存在していた。現実は残酷に、ふたりを引き裂いていく。
《キャラクター紹介》
男:[ネルソン・ロイン・サージェンスキー]
・愛称のようなもので“サーロイン”と呼ばれたりする。そう呼ばれると怒るので注意が必要。気前も良くて度胸がある。心臓が強い上に頭も切れる。加えて喧嘩の強さなら向かうところ敵なし。でもカネと女に弱い典型的な“たらし”。世界中に名を轟かす凄腕の冒険家で、最初に出した本はバカみたいに売れた。相棒のウェルチと出会ってから、人生は一変する。
女:[ウェルチ・ダン・アリアンローズ]
・愛称のようなもので“ウェルダン”と呼ばれたりする。そう呼ばれると突然ヒステリックを起こしたりするから触らぬ神に祟りなし。容姿端麗でスタイル抜群、髪の色は真っ赤でセミロング、声がかわいくて美脚。でも性格は腹黒くて飄々としている問題外な女。冒険家見習いだが、土壇場にめっぽう強い。引きこもっていたネルソンを連れ出して勝手に弟子になってから、様々な経験を積む。
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ネルソン:「これを語れば、俺は帰らないといけなくなる」
ウェルチ:「どこへ帰るというの?」
ネルソン:「あの雲の上だ。俺は人間じゃない」
ウェルチ:「人間じゃない?じゃあ、あなたは人間の形をした何なの?」
ネルソン:「あのシーサーペントも、海で起こる災害に至るまで全て俺が作ったサイクルだ。つまり、俺はお前を殺したことになる」
ウェルチ:「何を言っているのか分からない。分からないよ!ネルソン!」
ネルソン:「この町の人間たちも、お前の死もなかったことにした。それができるのは?」
ウェルチ:「神……様?」
ネルソン:「俺の本当の名はポセイドン、全ての海の王。だから都合よく、苦労もさほどなく海路を冒険できたわけだ」
ウェルチ:「嘘……」
ネルソン:「嘘じゃない」
ウェルチ:「……じゃあ、私たちの思い出はあなたにとって、何だったの?それも全部あなたが操ったものだったの?ねえ!?」
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次回【第一部・最終話】:《決別》
→
前回【第5話】:《戦う人がいたこと》
→ https://nana-music.com/sounds/02c285fe/
素敵なBGMをお借りしました!ありがとうございます!
第6話、完成しました。彼、ネルソンは神様でした。それもポセイドンという高位の神々のなかでも筆頭格です。この正体が明かされたことで、ネルソン=ポセイドンは天界へ帰らなくてはなりません。初めて男を愛したウェルチにとって、この別れは尋常ではないほどのショックでしょう。次回は、【声劇台本】七つの神罰、第一部の最終話です。お楽しみに!
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