ファンタジー声劇台本「こがねいろのキツネ②」 朗読声劇
コリンパーカー役:○○
ファンタジー声劇台本「こがねいろのキツネ②」 朗読声劇
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<<<入った途端、二つは眩い光に包まれた。>>>
こちらは続編です
第1話→https://nana-music.com/sounds/02a78917/
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こがねいろの狐は大木の前で立ち止まったまま。
私は大木の方へと目をやる。
樹齢1000年だとか、この大木は太古からこの土地を守ってきただとか言われてそうな立派な大木。
大きさは10メートルはありそうだ。
幹の途中には、神社でよく見かけるしめ縄のようなものが巻いてある。
大木の下には白色の鳥居があり、
大木の根元付近には、人が1人入れそうなすき間がある。
辺りには清廉(せいれん)な空気が漂っていた。
こがねいろの狐に目線を移すと、私の目を未だにじっと見つめていた。
美しい瞳。
瞳は琥珀のように透き通っている。
すると、狐はクゥンと控えめに高めの声を出した。
行かなければならない
そんな気がした。
無意識下で足が動く。
いよいよ大木の根元にある白色の鳥居のところまで来た。
それをくぐり、狐の元へ行く。
狐の方へ目をやると、少し悲しそうな目をしているような感じがした。
やがて、狐は大木の根元のすき間に小さくジャンプをした。
私も…気づいたら同じことをしていた。
入った途端、二つは眩い光に包まれた。
#声劇 #声劇台本 #ファンタジー #夢見るらすかるの台本
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