【声劇台本】「 」に似た何か…。
台本(Rui)✕読み手「◯◯」
【声劇台本】「 」に似た何か…。
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七夕なのにな。
すごくメンタルにくる出来事があったんですよ。はい。
本当は自意識を殺す話にしようと思ったのに、違うものを殺そうとしてる。はぁ、きっと私の自意識は醜い顔をしてるんだろうな…。
あ、私の住んでる場所は、夜も雨だそうですよ。
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『グサリ。』
「 」の形をしたソレに刃物を突き立てる。
「 」と悲鳴を上げたソレは、たちまち顔を変えてケタケタと笑う。
冷えきった両の手で私の頬を撫で、細い首を指でなぞり、激しく脈打つ心の臓を両の手で包む。
ヒヤリとした悍(おぞ)ましさが心臓から背筋を伝う。
「君が嫌っても、私は君のことが好きだよ」
ソレが「 」の顔で、声でニタニタと笑う。
ソレは「 」と同じ手つきで私に触れる。
「お前、なんか、嫌いだ……」
「お前は、いつもいつも…嫌なことがあったら泣いて、スグに死にたいとか口にして、慰めないと私のこと嫌いなんでしょ?!って癇癪(かんしゃく)を起こして、その上病気だからできないのは仕方ないでしょ?って好きなことして……なのに否定されない…」
「 」は笑う。
「当たり前じゃない。知らなかったの?この世界は『不公平』だって。それに、君のことを嫌いになるわけがないじゃない。だって、突き放されたのに君を想う私って、素敵なかわいい子でしょ?」
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アレンジ、アドリブOKです🙆✨
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1commnets
- 涼コラボ失礼します!