《声劇》IN HEAVEN , I WANT FOR YOU
成(名前)×受付の人(名前)
《声劇》IN HEAVEN , I WANT FOR YOU
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ただ何となく、死にたくなっただけだった
▽▽▽
読み方
須永成(すなが なる)
▽▽▽
(タイムは録音時のカウントで書いてあります。参考程度にお使い下さい)
M→モノローグ
[ ]→動作、演出
(1'30 曲入り)[ゆったり、時間を使って]
成(M) なんとなく、ただなんとなく、生きるのが辛くなったからだった。でも本当にそうなりたかったわけじゃなくて…
怖気付いたら足を滑らせて落ちただけで。でも、それが運命ならしょうがないかな、なんて思っていた。
どうやら私(俺)は…死んだらしい。
(1'04)
受付の人「はい次の方ー。あー、須永成さん。はいはい。
[リストを見ながら]死因はマンションからの飛び降り自殺。
ふむ…なんで自殺したの?」
(0'52)[テンポよく]
成「…生きるのに疲れたからです」
受付の人「そう」
成「……あの」
受付の人「なに?」
成「ここどこですか?」
受付の人「天国」
成「…へぇ」
受付の人「正確にはちょっと違うけど。」
成「やっぱり死んじゃったんだぁ」
受付の人「自殺じゃないの?」
成「自殺、なのかな。自殺しようとしたら、足を滑らせて落ちちゃって。」
受付の人「結果的には自殺だね」
成「そうなりますかね」
受付の人「…あのさぁ、もっと生きたいとか、そういうのないの?」
(0'28)
成「ない、わけじゃないですけど…それが私(俺)の運命ならしょうがないかなって。それに、先に亡くなった兄弟にも会えるかなと。」
受付の人「ふぅん。…私(俺)が君の兄弟だったら会いたくないけどね」
成「…」
受付の人「そんな簡単に受け入れないで、もっと人生楽しんでから来いって。沢山経験して、沢山笑ってから、満足して来いってさ。だから…」[成を押す]
成「[押される]うわっ」
受付の人「もっと人生を謳歌して来い。お姉さん(お兄さん)との約束だ」
▽▽▽
あらすじ
なんとなく生きているのが辛くなって、ここから飛び降りたらどうなるかな、なんて。本当に落ちるとは思っていなかったけれど、それはそれで仕方ないかな。
そんな成が次に目が覚めたのは、真っ白な雲の上。目の前には気だるそうな人物。
その人物は、気だるそうな目をしてこちらを見やる。
▽▽▽
人物
成(なる)
何かに熱くなるわけでもなく、ただ何となく生きてきた人物。なんでも諦めがちで、すぐ逃げ出す癖がある。幼い頃、年の離れた兄弟を亡くしている。
受付の人
現世と天国の間にいる、受付の人。
楽ができると思いこの職に就いたが、流れ作業なため間違えたかなと思っている。
▽▽
BGMお借りいたしました。
・夜明けと蛍 ~piano arrange~ +5(Atsu様)
▽▽▽
のらりくらりと生きてる人でも、辛いものは辛いのです。
夜明けと蛍、大好きです。素敵な演奏をお借りしました。
こちらの台本、歌のコラボもお待ちしております!是非彩っていただければと!
アドリブ、多少のセリフ変え、性別変え等、年齢や性別に合わせて読みやすい形に変えてくださって構いません!
お使いの際は御一報下さると喜んで聞きに行かせていただきます…!!
良ければお使い下さいー!
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