【朗読台本】機械生命体
読み手(四)×台本( Sui )
【朗読台本】機械生命体
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#声劇 #朗読 #声劇台本 #朗読台本 #台詞 #コラボ
こう…なんというか…。
ガラクタの山の中で、壊れたプレーヤーから聞こえてきた、みたいな感じ。
いつか…はるか昔か、そう遠くない昔か、
この地に、そのアンドロイドはいたのだろう。
問いかけに答えてくれる人もいないまま。
彼女は、どうしたのだろう。
私はアンドロイド。
心を持たぬ、機械生命体。
人類はとうに絶滅してしまった。
そんなこの星の地上で私は佇んでいる。
朝日を眺めて。
鳥のさえずりを聞き。
陽の光を浴びて。
川のせせらぎを聞き。
星空を見上げて。
これが綺麗、という物なのだろうか。
私は人間によって造られた。
生命の営みは必要無い。私に心は無い。
だとしたら、私は何故ここに居る。
異質な機械生命体が、何故。
生み出された理由も分からず、
私はここにただ、立ち竦んでいる。
暑いとも寒いとも感じない。
ただ何かを失ったような感覚がある。
ただ、それだけ。
誰か、この声を聴いていたら。
私は何のためにここに居るのか、
私は何のために生み出されたのか、
教えて欲しい。
Comment
1commnets
- 四声の高さなど何度か試して考えた結果こうなりました! いつもは区切らないところで文章を区切って、Google翻訳系の声をイメージして読んだのでアンドロイドっぽいと言われて嬉しいです! こちらこそありがとうございました、また宜しくお願いします!