私を呼ぶのは誰
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私を呼ぶのは誰
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1人用朗読台本となります。
台本を用いる際は拍手してもらえると幸いです。
〜〜台本〜〜
私を呼ぶ声が聞こえる。
人の念とはなんともおぞましいものなのだろう。
蓄えられた憎悪は恐ろしい程速く成長する。
憎悪の原因を作った相手に自覚はない。
けれど当人にとっては耐え難い苦痛。
それは業火に心身を焼かれると等しいといっていい。
きっとその苦しみ、憎悪が怨念として顕現するのだろう。
そう思うと幽霊や怨霊と呼ばれる類にも親近感が湧く。
あぁ、さっきから私を呼ぶ声が聞こえる。
そしてその声は段々強くなっている。
声に呼ばれてここまできたけど・・・。
「ナカマ二ナロ」
その声は不思議と慈愛に溢れている気がした。
とても救われた気がした。
いま、そっちに逝くカラネ。
こうして私は街の噂になった。
〜〜終わり〜〜
読んで下さりありがとうございました!
これからも不定期に投稿していくのでまたのコラボお待ちしております!
アドリブ、アレンジ等はしていただいて構いません。
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