【声劇】最下層の黒い風

★教授: 〇〇 × ◇助手: 〇〇

今回のテーマは「ディストピア×科学者」。 ダークヒーローを助けることになる、脇役の科学者たちのお話です。 ふと頭に浮かんだので、書き起こしてみました。 相変わらず設定だらだら長いくせに、中身薄い… 【あらすじ】 電脳化されたシティ。大会社の牛耳る街は、要人たちの住まう「上層」、科学者の集まる「中層」、無力な一般市民が縮こまって生活する「最下層」で成り立っている。 大会社は自社の利益だけを追い求め、一般市民は泥と汗にまみれながら大会社を憎み、絶望の中必死に生きていた。 そんな中、最下層に一陣の風が吹く。彼らは空を飛ぶように颯爽とシティを駆け巡り、人々を救う。市民たちは彼らのことを”黒い風”と呼んだ。 数年後、大会社が”黒い風”の手配書を出す頃、教授は中層で傷だらけで倒れていた黒服男を助ける。 「ここで死ぬわけにはいかないのなら、ひとつ私の実験に付き合ってみないか？ ーー悪いようにはしないさ。」 その出会いは、シティの命運を揺るがすものだということは未だ誰も知らない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ★ご苦労、経過はどうかな？ ◇異常はありません。意識は回復しておりませんが、容体は安定しています。 ★さすが私の優秀なる助手だ。あと2、3日は被験体くんの面倒を見てやってくれ。 ◇失礼ですが、患者をそのように呼ぶのはどうかと思います。 ★真面目だねぇ。だが今回の施術に関しては、向こうのご意向だ。もちろん、試したことのない術式だということも説明済み。 ◇説明したの私ですけどね。 ★ーー彼は本当にそうなのかね？ ◇はい、間違いありません。彼は影(エル)。首筋にネームタトゥを確認しました。これで、”黒い風”という組織は実在したことになります。 ★最下層の義賊、もとい裏社会の断罪者か。そんな彼がここに担ぎ込まれるなんて、明日シティーは崩壊するのかも。なんちゃって。 ◇”黒い風”を庇うおつもりですか？本部にバレたら首が飛びますよ。物理的に。 ★脅す相手を間違えないでおくれよ。 ◇間違えてません、選んでるんです。 ★ははっ、さすが私の優秀なる助手だ！ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ★教授 …シティを牛耳る大会社の凄腕科学者。大会社本部から離れたところにある中層の研究施設が職場兼自宅。大会社に忠誠心はなく、権力にも地位にも興味がない。 助手からは、変人扱いされている。 数年前からシティで義賊行為を繰り返している組織”黒い風”に大変興味を持っている。 ◇助手 …教授の右腕でありお世話がかり。教授のことを変人扱いしながらも、科学者としての頭脳、行動に敬意を持ち、大きな信頼を寄せている。両親を大会社の社長が起こした事故で亡くした過去がある。 大会社の敵対勢力である”黒い風”を庇うと言った教授に対し、冗談を言うほどしぶとい性格。 シティ…電脳化の進んだ架空の街 大会社 …シティを牛耳るシステム運営会社。シティ内のあらゆるシステムを運営している。金にならないことはしない主義。金になることはどんなことをしても実行する主義。 ”黒い風” …数年前から巷で囁かれ始めた義賊組織。表向きは最下層居住区の治安を守っているが、裏では大会社の庇護のもと大罪を犯しても裁かれていない犯罪者を狩っている。最終目標は大会社を倒すこと。 アレンジアドリブ、口調及び一人称変換ご自由にどうぞ。 BGMお借りしております。 緩衝地帯【BGM】 Shimezo 様 #シナリオハル #声劇台本 #声劇コラボ #掛け合い #ファンタジー #ディストピア #Shimezoオリジナル #Logic