絶望
KILT a.k.a Carlit
絶望
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林檎が木から落ちた
儚い一つの夢の灯火
価値観というidealな種が
一律に路上にこびりつく
何年も何年も求めた
希望という名の果実
喉から手となり出た言霊は
重力となり僕を戻す
音の出ないピアノをただ叩き
無味乾燥な真実を奏でる
陽気な顔をした仮面を被った
絶望が僕の心で踊る
バイナルの針が心臓を刺した
何度も何度も何度も刺した
報われない人間の末路
一輪の花も咲かない末路
決められた座標軸の上で
僕等はただ足を磨り減らせる
積み上げた鏡の中の自分は
ただただ冷たい笑みを浮かべる
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1commnets
- しねないぞんび鳥肌やばい