【声劇台本】最果ての場所 Ⅰ
☆人( )
【声劇台本】最果ての場所 Ⅰ
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☆ここは、最果(さいは)ての宇宙(そら)。
全ての銀河の行き着く場所。
宇宙の始まりの場所であり、
終わりの場所だ。
それ故(ゆえ)に、
ここは無限の闇が広がるだけの場所だ。
星の淡(あわ)き輝きも、
太陽の轟々(ごうごう)しい熱量も
…ここには届きはしない。
100年前、ここにはある惑星があった。
その星には文明が存在し【人間】と呼ばれる
種族が大勢暮らしていたらしい。
彼らは衰退(すいたい)と繁栄(はんえい)を
繰り返しながら暮らしていたが、
それでもなんとか共存し生きていた。
男は女を愛し、女は男を愛し、
大人は子供を愛し、子供はその愛を
美しいまでに受け継ぎ、
また、自分の子にその愛を注いだ。
人も生き物も皆そのように生きていた。
そして、時間とともに死と生を繰り返した。
それは必然的なようであり
ある意味で奇跡の物語だった。
命の在り方も、価値もそこには
確かに存在していた。
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