【第1章】手を伸ばしても届かなかったもの
月刃
【第1章】手を伸ばしても届かなかったもの
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#2人用声劇台本 #悲恋
おはようございます。月刃です。
今回も素敵な演奏をお借りしました!
一応【序章】(https://nana-music.com/sounds/029a58c3/)の続きです。
ご使用の際は拍手またはコメントをお願いします。
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男「はっ……あ…れ……夢……?なんであんな夢を…………ああ、そうか」
男《昨日は忘れもしない、彼女と別れた日。お互いに好き合っていたけれど、彼女はお嬢様で、それゆえに彼女の両親は僕との結婚を許さなかった。
僕は何度彼女の家に行っても門前払いで、説得すらさせてもらえなかった。彼女は独りで何日も戦っていたというのに》
《 ある夜久しぶりに会った彼女は、お嬢様とは見えない程にやつれていた。涙を零しながら最初に発したのは》
女「ごめんなさい」
男《その一言だった。彼女を掻き抱く(かきいだく)と、彼女もまた、返してくれた》
男「君は悪くないよ…独りで戦わせて僕の方こそごめんね。……今までありがとう……愛してる」
女「私も…。今まで、とても幸せでっ……ありがとうございました……。……ずっと、これからも……愛しています…」
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#月刃の台本
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