【声劇】君ヲ想フ【台本】

平兼盛( )×松の方( )

街で出会ったあの方は･･･。 ※台本の転載はご遠慮下さい。 平兼盛･･･平安時代の貴族 松の方･･･回想で登場 ―――以下台本――― 兼盛:しのぶれど　色に出でにけり　わが恋は　物や思ふと　人の問ふまで 兼盛:はぁ･･･参った。どうやら私の恋は顔にまで出てしまうらしい･･･。 [以下回想] 兼盛:この近くで合っているはずなのだが･･･。あ、そこの方、すまぬが道を教えては下さらぬか？ 松の方:えぇ、よろしいですよ。で、どちらへ行かれるのですか？ (松の方の美しさに見蕩れている兼盛) 兼盛:･････････。 松の方:あら？どうされました？ 兼盛:･･･。あ、すまない。そなたの美しさについ･･･。 松の方:うふふ。冗談のうまいお方ですこと。 兼盛:冗談ではない！そなたはまこと美しい。 松の方:嬉しい事を言って下さいますわね。それはさておき、目的の場所へ向かわなくてよろしいのですか？ 兼盛:おぉ、そうであった!!私はここへ向かわなくてはいけないのだ。 松の方:あぁ、それでしたらこの先の角を曲がってすぐでございますわ。 兼盛:かたじけない。あ、あの･･･もし良かったらそなたの名前を教えてはくれぬか？ 松の方:名乗る程の者ではありませんわ。では。 [回想終わり] 兼盛:･･･。はぁ･･･あの女子はどこの誰であったのか･･･。また会いたいのぅ･･･。 ―――お疲れ様でした――― #声劇 #声劇台本 #コラボ用