【 声劇朗読 】 最愛の君に
千世 × るんるん
【 声劇朗読 】 最愛の君に
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† 台本 †
ただ、ヒトを愛する事がこわかった。
ただ、予測できない未来がこわかった。
分かっていたんだ。
もう、時間がないことも。
日に日に病気が悪化していることも。
ねえ、最初から生きていくことに保障なんて一つもなかったんだ。
でも、幸せだったあの時間に、別れ難かったあの時に、確かに愛は存在していた。
『 すきだよ 』
何十回、何千回、言い尽くし言い尽くされたそれに、何度も救われた。
ありがとう、ありがとう。
僕を愛してくれてありがとう。
もしも運命があるなら、もしも神様がいるなら、残す君に、最愛の君に、永遠の幸せを。
どうか憶えていて。
君と再会するその日まで、束の間の休息を。
#声劇 #台本 #朗読 #一人 #切ない #千世
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