【2人声劇】疑惑の始まり
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【2人声劇】疑惑の始まり
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2人用の声劇台本です
性転換・アドリブ、ご自由にお楽しみください
ご利用の場合は、拍手をお願いします
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●…男性(←ご自由に変更してください)
◇…男性(←ご自由に変更してください)
●「なんだ?」
◇「ビルの警報音……じゃ、なさそうだ。この音、どっから……」
●「! まさか! 山下! 窓あけろ!」
◇「っ! 外か!?(窓を開ける)」
(00:14)
●「センタードームが侵略された…!?」
◇「やばいな。ゲルニカに侵入されたら、水槽に墨1滴垂らすようなもんだ。見えないバグに、あっという間に回路持ちのヒューマノイドは乗っ取られる」
●「ちっ、短波放送で避難場所を指示するしか無いか。システムを再起動する!」
◇「やれやれ、残業なんてしてたら、余計な仕事が増えたな」
●「残業のせいかよ。ゲルニカの急襲のせいだろ。見張りは何やってたんだ、くそったれ」
◇「南、ドーム全域のマップ見てるか」
●「あぁ、見てる。……これを信用するなら、機械野郎は西の協会横から入ってきてる」
◇「東の扉を開けよう。ドーム外の砂漠を越えて、バイオ・セルバまで逃げられれば、一時的には凌げる。ドーム中央の電磁パルスを起動」
●「西側にいるヒューマノイドは…」
◇「見捨てる。それしか無い」
●「坂出隊長が居ないってのに、こんな時に非常時か…!」
◇「案外、敵さんは、分かった上で攻めてきたのかもしれねーぞ。ほれ(南にガスマスクを渡す)」
●「(ガスマスク受け取りながら)サンキュ」
◇「俺達も、さっさと行こう。このビルだってバグにやられたら、でかい棺桶になっちまう」
●「そうだな、8番出口だ」
◇「了解、行くぞ!」
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[漢字ルビ]
警報音→アラーム、と読んでもOKです
墨→すみ
短波放送→たんぱほうそう
急襲→きゅうしゅう
凌げる→しのげる
坂出→さかいで
棺桶→かんおけ
<設定>
●センタードーム
人間とヒューマノイド(身体の1部が機械になっている人間。ペースメーカー保持者等を含む)が、ゲルニカの襲来に備えてつくったシェルターの1つ。世界中にシェルターはあるが、シェルター間を移動する際には、ゲルニカに見つからないように移動する必要があるため、ほとんど移動することは無い。
●ゲルニカ
人工知能A.I.の発達により、ロボットが歴史を学び、結果、人間を排除対象と見なして活動することになった。そのロボット軍団達の名称。あらゆる機器に侵入し、トラブルを引き起こすことのできる粒子単位の虫を飛ばす(その虫はバグ、と呼ばれている)。人間の目や鼻、口に寄生して、ひそかに移動も出来るため、人間はガスマスクをつけて、バグを不用意に持ち運ばないように対処している。
●バイオ・セルバ
人間がゲルニカの目を盗んで構築したシェルター移動途中にある森林。
湿度が高く、また電子機器に反応する電磁波を出しているため、ゲルニカは近寄れない。
ヒューマノイドは、電子部品をむき出しにしていない(皮膚粘膜で覆われている)ため、森林に入ることはできるが、長居すると体調不良になるものもいる。
台本015
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