月のしずく
RUI(柴咲コウ)
月のしずく
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匂艶は 愛をささやく吐息
戦 災う声は 蝉時雨の風
時間の果てで 冷めゆく愛の温度
過ぎし儚き 思い出を照らしてゆく
「逢いたい…」と思う気持ちは
そっと 今、願いになる
哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしてゆく
下弦の月が 浮かぶ 鏡のような水面
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