【声劇】映画告知風CM『走り出した言葉』
夏輝役(なまえ) くゆり役(なまえ) 台本(りーくん)
【声劇】映画告知風CM『走り出した言葉』
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こんにちは、りーくんと申します(o^^o)
春になりましたね〜!昨日見た桜が綺麗でした🌸
しかし花粉は相変わらず仕事をしますネ(笑)
さて、僕の作る台本も五作目(正確には六作目)ですね。これまでたくさんの方々に読んでいただけて本当に感謝ばかりです😊
とりあえず4月に新しい声劇台本を作りたかったので、折角の休日に制作しました!
なんだかクオリティ下がった気もしますが…(
夏輝役を演じてみました!
https://nana-music.com/sounds/0284367e/
ここから本編です!
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○登場人物
・八神 夏輝(やがみ なつき)
産まれた瞬間に母親を亡くし、父親一人に育てられた少年。母親が自分のために残した不思議な箱の鍵を探している。
・朝比奈 くゆり(あさひな くゆり)
夏輝にとっての高校での初めての友人。入学初日に、薄暗い表情をする夏輝が気になり声をかけたのが友人になるきっかけ。明るい性格。
○台本
🚹=夏輝
🚺=くゆり
「 = 台詞っぽく読むところ
『 = 語り口調で読むところ
🚹『僕には『母さん』がいない』
🚹『父さんは言った。僕が産まれた時、すでに母さんは死んでいたんだって』
🚺「どうしたの?」
🚺「そんなに暗い顔しないの。ほら笑って?私みたいに」
🚹「会ってみたかったなぁ。一度は」
🚺「羨ましいな。夏輝のお母さん、いっぱい愛されてる」
🚹「なにこれ…箱?」
🚹「触るな!」
🚺「ぁ…」
🚹「あ…ごめん」
🚹「押入れで見つけた。こんなか、母さんが残したものがあるって」
🚺「探そう。鍵。夏輝はこの箱、開けた方がいいよ」
🚹「言いたくなかったよ…でも…仕方がないんだよ…!」
🚺「大丈夫。私がいるじゃない」
🚹『生きてる感じがした。くゆりの隣ってだけで』
🚺「夏輝は今ッ…!苦しんでるんだよ…!」
🚹「なんで僕は…こんなに必死なんだ…?」
🚺「思い出して。ここまで来たあなたは、何を持ってる?」
🚹「鍵は、心の中に…?」
🚺「ねえ…こんな感じでいいのかな。お母さん」
🚹「君…誰なの?」
🚺『【走り出した言葉】5月14日 公開』
🚹「その時、何かが走り出す」
○ものがたり
ーー僕には『母』がいない。
夏輝は産まれた瞬間に母親を亡くした。元々母親は体が弱く、夏輝を産むと自分が死んでしまうと言われていた。母の命と引き換えに産まれた夏輝は、自分の存在を否定していた。
完全に心を閉ざした夏輝は小学、中学といじめを受けてしまった。母親がいないことすら馬鹿にされ、省かれ、生きることの自信すら失ってしまった。
「どうして母さんは、僕なんか産んだんだろう」
それだけが心に浮かぶ疑問だった。命のために命を捧げた母親の意味が、その時は知らなかった。
虐めを知った父親が、知り合いのいない高校への進学を勧め、夏輝は嫌々高校に通うことになる。
そこで夏輝は、後に自分の救世主である、くゆりと出逢う。
くゆりは自分とは正反対に明るく、いつも落ち込んでいる夏輝に手を差し伸べるような人であった。共に過ごすことで夏輝もくゆりに心を開き始める。
ある日、夏輝は部屋の押入れにある不思議な箱を見つける。そこには母親から夏輝宛てのメッセージが書かれていた。その箱には母親が夏輝に伝えたい言葉が全て詰まっているらしい。箱には鍵穴があるが、肝心の鍵はどこにも見当たらなかった。母親の言葉というのがどうしても気になる夏輝はくゆりと共に鍵のありかを探る。
ーーまさか、こんなことになるなんてーー
母親が残す箱にはどんなメッセージが?
箱を開ける鍵とは?
小っぽけな箱を開けるために、二人の高校生が前へ前へと歩き出す。。。
#声劇台本 #映画告知風CM
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