【コラボ募集声劇】街角の探偵2。(推理編)
飴屋
【コラボ募集声劇】街角の探偵2。(推理編)
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助手その2
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◯助手
⚫️探偵
○「先生………あの、こんなところで優雅に紅茶を飲んでる場合じゃないと思うんですが……」
⚫️「なあに……構わないさ。」
(のんびりと楽しそうに。)
○「構います!
さっき現場に行ってほんの数分、人と話しただけじゃないですか!
…謎は解かなくていいんですか!?」
⚫️「ははは、もう謎は解けているからね。」
○「え!?……あ、あの密室トリックもですか!?」
⚫️「もちろん。
…簡単なことさ、あの部屋は密室じゃなかったんだよ。」
○「へ?」
⚫️「……ポイントは男爵が自ら毒を盛って死んだというワイン。
夕方に発見されるまで、誰も朝から彼に会っていないといいながら、
妻からはほんのりとワインの香りが。
使用人のシャツの袖口にもワインでできた小さな染みがあった。」
○「…つまりは、みんながグルだったと?」
⚫️「そう。きっと彼はみんなで食事を囲んでいたんだろう。
…自分のワインにだけ毒が盛られているとも知らずにね。
実に退屈な事件だよ、まったく。」
○興(きょう)ざめだというように先生は一つ溜め息をついた。
僕はただ何も言えず、また紅茶を楽しみ始めた先生を見つめるだけだった。
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