『声劇』明日もきっと、空蝉で君を待つ
涼香役:桜夜 新汰役:あおい
『声劇』明日もきっと、空蝉で君を待つ
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ボケる間がない。
これは女性が主役の声劇ですね。
《桜夜さん》
http://nana-music.com/sounds/02347f93/
『聞き取りやすさNO1声劇主✴
この長セリフをサラッとこなしちゃう感じが、素敵よねえ』
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簡単なあらすじ:
お盆休みに祖父の家で、曾祖父が昔使っていたという部屋を整理していた高校生"新汰"は、曾祖父の古い日記帳を見つける。日記帳には、山の奥へと続く道が記された手描きの地図と、ある少女の事が綴られていた。
☆:涼香(りょうか)
★:新汰(あらた)
★「……すず、か?」
☆「む?……!!お前、宗近(ムネチカ)か!? 暫く振りじゃの、ほれ! 隣に座れ!」
★「え?いや……あの」
☆「本当に久し振りじゃのお、宗近! 何年振りじゃ? ……ほれ!この川で一晩冷やした夏蜜柑(ナツ ミカン)じゃ。本当は儂が自分で食べるつもりで冷やしておったが、今日の分はお前にくれてやろう!」
★「……あの、涼香(すずか)さん」
☆「(セリフを重ねるように)誰がスズカじゃ! 儂は涼香(りょうか)じゃろう!自分が与えた名を間違えるとは……宗近。お前、若くしてもうボケが始まったわけじゃあるまいな? 」
★「あぁ、ごめん。涼香(りょうか)さん。でも……僕も、宗近じゃないよ」
☆「……はぁ? 宗近は宗近じゃろうが」
★「僕は新汰。 ……宗近は、僕の曾祖父の名前だよ」
☆「…… 曾祖父。 山の下は、もうそんなに時間が経っておったのか。……それで? 宗近の奴は今どうしておるのじゃ?」
★「曾祖父は……僕が生まれた頃には」
☆「!!……そうか、そうじゃった。お前らの命が脆いことをすっかり忘れておったわ」
★「……では。お伝えできたので、僕はこれで」
☆「待て。……蜜柑を食うてから行け」
★「え……でも、僕は」
☆「どうせ、もう来んのじゃろう!? だから……食うてから、行け……っ」
Comment
1commnets
- 桜夜-さよ-.*✿[声劇垢]真面目やったwwww いや、凄くいい…!あおいさんがかっこいい