CM風声劇「トワール商會骨董店」
ウィドウ:【たまき】モルフィ:【少女じゃないな☞さや】
CM風声劇「トワール商會骨董店」
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#掛け合い #声劇 #CM風声劇 #台本 #九重なゆの台本 #たまき劇場
ランプになっちまったよ
ウィドウ:「いらっしゃいませ」
ウィドウ:月明かりの指揮に合わせて輝くランプ
静かに佇む不気味な骨董屋
僕はこの店のオーナー、ウィドウ
ウィドウ・ブラックさ
モルフィ:「あっあのっ…突然ごめんなさい
あまりに綺麗なランプだったからつい」
ウィドウ:今日も僕の灯りに誘われて迷子の蝶が来店してくる…。
ウィドウ、モルフィ:「トワール商會骨董店」
ウィドウ:ここに来たお客さんには
いつもオリジナルブレンドの珈琲を出すんだ
ウィドウ:「美味し過ぎて、もう帰れなくなっちゃうかもね」
モルフィ:「あなた目が…」
モルフィ:「ウィドウの目を治す方法を見つけたいの
私を見て…!もっと貴方に近づきたい!」
ウィドウ:「モルフィー・スコルフスキー
ああ、貴女が欲しい」
モルフィ:「ここは…?ねえ何を考えているの」
ウィドウ:「綺麗な青い光だ」
モルフィ:「待って、話を聞いて」
ウィドウ:「こんなに美しい羽はいつぶりだろう」
モルフィ:「ウィドウどうしたの?」
ウィドウ:「丁寧に誂(あつら)えてあげないと」
モルフィ:「こっちに来ないで!!」
ウィドウ:「ああ、そんなに怯えないでおくれ
愛しのモルフィ」
モルフィ:「あの標本達は、まさか……」
ウィドウ:「僕の張った巣は、如何でしたか…?」
モルフィ:「やめて、やめて刺さないで
痛いのは嫌……!」
ウィドウ:「モルフィ
僕の自慢のランプとしてここで輝いて下さいね」
モルフィ:「いやああああああ!!」
(曲入り)
ウィドウ:「ああモルフィ
君は今までで一番綺麗なランプです」
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あらすじ
小さな骨董店を営むオーナーのウィドウ・ブラック
夜になると彼の自慢のランプシェード達が
月明かりに照らされゆらゆらと輝く
その光に誘われやってきたのは
まだあどけない女の子であった。
不思議な彼の店はきっと人を惹き付けてやまないのであろう。
ウィドウ・ブラック:?歳 男
トワール商會骨董店の怪しいお兄さん
店内には標本や人形、キラキラした石が沢山並ぶ。
弱視の為色で大体の物を把握している
綺麗なものが好きらしい
モルフィー・スコルフスキー:享年9歳 女
道中ひとり迷子になっていたところ
ウィドウの灯りに誘われて来店してきた女の子
優しくしてくれたウィドウともっと仲良くなりたくて
彼の目を治す方法を探す。
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