化け物の食べかす
私【】
化け物の食べかす
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#BGM #不気味 #壮大 #夢 #台本 #声劇 #舟の台本
─台本────
暗い夜、夢なのか現実なのか分からないそこで、私は死んだ───
いつもパジャマで、裸足。
息は荒く、後ろを振り返っては血の気が引くようなものを目の当たりにしていた。
目は6つ、血のついた四足歩行の巨大な化け物。
口のなかには何かも分からなくなったような、人であったものが食べかすのように残されている。
汚い、気持ち悪いそれに追いかけられる私は───
「行き、止まり───」
異臭のする口のなか、暗闇のなかに私は消えていった。
朝、嫌な汗と共に目を覚ます。
「夢か───」
汗を拭い、着替えて家を出た。
「おはよー!」
友達にそう言った時、気づけば地面に横たわっていた。
視界には赤黒い液体が流れている。
友達が私を見て泣き叫び、車が遠くに写っていた。凹みが見えてようやく気づく。私、ひかれたんだ───
気づけばまた夢にいる。
でもその夢の中の私は、あの口のなかの人だったものになっている。
残された食べかすの私の頭部は、涙を流していた。
視界の先に、同い年くらいの男の子が走る姿を写している。
「あぁ、彼もいつか死ぬんだ。」
そう言って、深い眠りに落ちていく───
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- ぐだ男お借りしましたー