雨とペトラ -3 二番
バルーン
雨とペトラ -3 二番
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誰かが言った
いつか溜息は夜に化けて歌を歌う
妄想の世の中で
日々を喰らっていろ
優しい嘘をなぞったせいで
離れる声に気付かない
溶けた月が足下に落ちて
静かに揺れていた
夜が降ったらきっと
今日を責めてしまう
満たされない日々の底で
夢を見ているだけ
目を逸らしてもずっと
後悔と哀の隙間
取り残されてしまう前に
手を伸ばしてくれ
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