【声劇台本】「魔法使いの夢」
BGM:うた様 台本:歩 読み手:
【声劇台本】「魔法使いの夢」
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「ねぇ、あの子が好きになってくれる薬ちょうだい」
「ねぇ、もっと可愛くなれる魔法をかけてよ」
周りの人には見えない 私だけの妖精さん
「ねぇ、もっと細くなれるアレをちょうだい」
「見てみて、みんなが私を見てるの!」
妖精さんに拒否権なんてないの、
私が好きな人と付き合って、お姫様みたいに可愛くなって、誰もが羨む体型になりたいの!
たったそれだけのことよ?
かっこいい彼氏もできた、ぱっちりおめめにもなれた、なりたい体型にもなれたの!
でも、なんで?
「やっぱ俺、お前みたいな可愛いに恋してる女の子嫌い」
って振られちゃったよ、ねぇなんでよ!
妖精さん、私にいじわるしちゃったの?
可愛い私に嫉妬しちゃったの?
じゃあもういい、そんな子は小さい瓶の中で一生を暮らしてたらいいじゃないっ!
私は、私が望む物が手に入るならなんだってやるの。
「努力してる子に誰かが認めてくれる、魔法なんてかけずとも」
あたしは先にそう言ったはずよ。
魔法はもう溶けたのよ。
魔法、という言葉に貴女は操られていた。
毎日キラキラした貴女を見るのが好きだったよ、だからもう1度、自分の手でがんばって。
男の子とろくに話しもできぬ貴女が、
雑誌の見よう見まねで練習した流行りのメイク、
好きなお菓子を辞めたこと。
あたしは努力してきた貴女が好きよ。
もっと可愛くなってね、あたしの1番好きな貴女。
読んでくださる方がいたら、拍手かコメントお願いします♪
アレンジもOKです。
他にも台本書いております☆
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