十六夜の月よ 2 (安珍清姫より)

明日海りお

先ほどの続きです！ ちょっっと語らせてください🙇 fis mollで始まるこの曲ですが、 セリフ後のここから同主調に転調しているように感じますが、 Fis durに感じる部分とGes durに感じる部分とが交互に出てきて本当に美しいですよね✨ (2つは異名同音調ですけれども#感と♭感に大きく差が……) そして！私が一番好きなポイントがですね！ 「射干玉の闇に堕ちてゆく」のところなんですけれども、 "射干玉の闇に"はGes durのⅥの和音なのに、なのに！！ 次の瞬間の"墜ちて"ではFis durのmolldur(和声長音階)のⅥの和音に変わるんですよね！！！ (その後、"ゆく"でFis:のⅤ→"あぁ〜"でⅠに落ち着きますが) 私は兎に角この、♭ミ ♭ソ ♭シ→レ #ファ ラ の移り変わりが、ホンッットにたまらなく好きなんですね！！ そして！！ ただでさえ素晴らしいこの部分ですが、 これを歌われる明日海さんの、 なんとまぁ！！！ 和声感の素晴らしいこと！！！！ 明日海さんのお歌に深みがあるのって、 よく鼻に響いている、所謂みりおvoiceをもとに、明日海さんにとっっても和声感がおありだからだと思うんですよね……！！ その和声感が、曲の良さをとんでもなくよく引き出す。 明日海さんは小さい頃からバレエと、ピアノと習われていたと思うので、 ピアノで和音をつくることを学び、低音を聞いて踊るのが大切なバレエで複旋律の下の支えをよく聞いたり、オーケストラの曲をよく聞いていたから養われたのか…… いや、大事なところはそこではなくて、 歌い手に必要なのは、絶対音感よりも相対音感的な和声感だなぁと思うんですよね。 と、調子に乗った発言お許しくださいませ😅 音楽的なことばかりで申し訳ないです！ が、兎に角、明日海さんの歌を聞くと私の耳が、鼓膜が、喜ぶんですよね。 鼓膜の「もっと聞きたい！」っていう声が伝わってくるような…(笑) と言う事で、明日海さんのお歌、本当に本当に大好きです！！！！ 語ってしまってすみません🙇🙇 因みに十六夜の月という満月の翌日の月の名前は、躊躇うの意味の「いざよう」から来ているそうですね！ 心揺らぐ安珍さまにぴったりだわッ！ 長文ほんとに失礼致しました！！ ごめんなさいッッ！！ #雪華抄 #明日海りお