★…べりー
☆…コラボ者様
◎…一緒に
★わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に、声をかけてしまった。
◎「ねえ、やめなよ」
☆口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが、なんとなく癪だった。
★三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
「運命の人だった。
どうしても愛されたかった」
☆ふざけんな!そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて!
★欲しいものが手に入らないなんて
奪われたことすらないくせに!
◎「話したら楽になった」って
三つ編みの子は、消えてった。
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