CM風声劇「懐古神社」
八雲:【RE】弥生:【九重なゆ】
CM風声劇「懐古神社」
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鮮やかな色も、幻想的な色も大好物です
#掛け合い #声劇 #CM風声劇 #台本 #和風 #九重なゆの台本
名前の読み方
八雲(やくも)弥生(やよい)
お手本
http://nana-music.com/sounds/024d9785/
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(本坪鈴の音)
八雲:久しい以前から
この境内(けいだい)を知っている気がする
(歌入り)
弥生:「ふふっ 往来(おうらい)相変わらずね」
八雲:
幻灯(げんとう)に映されたような記憶を遡り
街路樹(がいろじゅ)を曲がり訪れる神社
少し蠱惑的(こわくてき)な君に会いに
浮遊な足を運ばせる
八雲:「今日もなんとか辿り着けました」
弥生:「手水(ちょうず)をしなきゃうちには入れませーん」
八雲:「そうだったね
やっと順番覚えたんだ 見ててよ」
(手水の音)
弥生:「八雲はいつもそうよね
覚えるのも思い出すのも時間がかかるんだから」
弥生:「!?」
八雲:「ああっ左右逆にしちゃった!」
弥生:「以前は朱色も桜木も鮮やかな場所だったの
でも、零れ落ちるみたいに一つまた一つと
色がなくなってしまった」
八雲:「何を言ってるの、ここはこんなにも
色とりどりの綺麗な神社じゃないか」
(カランコロン)
弥生:「桜の花びら」
八雲:「遠い夏の日」
(カランコロン)
弥生:「秋の夕暮れ」
八雲:「伸びた影」
弥生:「あの日忘れなかった記憶」
八雲:「あの日忘れたかった記憶」
八雲:「ただいま」
弥生:「…遅すぎ」
八雲:「懐古神社」この春放送開始
弥生:「あっ ねえ見て、綺麗な夕雲」
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あらすじ
気がつけば向かう先はいつもあの娘の居る神社
1人で蹴鞠をして笛を吹き、
けんぱけんぱと下駄を鳴らす
ずっとここで遊んでいるらしい
弥生と名乗る彼女は僕のことをよく知っている
引力に任せて僕は今日も鳥居を潜る
八雲:15歳 男
懐古神社に訪れる参拝客
参拝といっても弥生に逢うための方が強い
どこか抜けておりふわふわしている
花が沢山咲き、鳥や猫がのびのびと生息する
鮮やかなこの神社が大好き
弥生:15歳 女
懐古神社に棲む少女
八雲のことをよく知る人物
現代的でない不思議な雰囲気を持っている
見ている世界はセピア色をしていると語る
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お借りしたBGM
DOVA-SYNDROMEから
「八雲」
written by 龍崎一様
編集:九重なゆ様
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