【対価と代償】声劇台本
九尾()村人()
【対価と代償】声劇台本
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【対価と代償】声劇台本
[登場人物]
九尾と村人
〈セリフ〉
〔曲が始まったら読み始める〕
(村)
お狐さまお狐さま
疫病がはやりみな苦しんでおります
このままでは死を待つのみ
(狐)
なんじゃ、人間か
(村)
どうか、どうか我らをお救いください
もし望むのであればお狐さまの望むモノを
(狐)
ふむ、その話本当か?
(村)
はっ!?お狐さまですか!!
(狐)
そうじゃ、私はここに住まう狐九尾である
(村)
救ってくださるのですか?
(狐)
その願い聞き届けよう
(村)
ありがとうございます
(狐)
ただし条件がある
(村)
条件とは?
(狐)
生贄を
(村)
そ、そんな!?
(狐)
おや?望めばくれるのではなかったか?
(村)
そ、それは確かにそうですが
(狐)
私に嘘をつくか?ならばこの話は無い
(村)
お、お待ちください!!か、必ずご用意いたします
(狐)
では帰れ
《疫病がおさまった数日後》←読まない 気にせず次のセリフを読む
(村)
お狐さま!お望みのものをご用意いたしました
(狐)
ほう?約束は違(たが)えなかったか
(村)
それではこれで
(狐)
待て
(村)
まだ何か?
(狐)
生贄は一人とは言ってない
(村)
そんな!?話が違う!!こんなところで死ねるか!!
(狐)
逃がさん
『集え集え狐火(きつねび)よ 照らし照らされ灯火(ともしび)に 燃ゆる炎に抱(だ)かれよ 妖火烈閃!!』(ようかれっせん)
(村)
ギャアアアアア!!
(狐)
ふふ、己(おのれ)だけ助かろうとは愚(おろ)かな、灰燼(かいじん)となって散るがよい
フフフフフフ
〈おしまい〉
「あとがき的なもの」
今回は久々にお狐様の台本。
前作は良いお狐様だったので、今回は悪いお狐様がメインとなっています。
そして、オリジナルの詠唱もあるので、読む方の演技力が問われる!かもしれません。
お狐様の性別は特に決めてないのでご自由に。
使用の際の拍手・コメントは不要です。
多分尺内には収まるはずです。
(今回の台本キーワード)
疫病の流行る村 奉られるお狐さま
懇願する村人 生贄 若い女か男 器となる肉体 信仰 詠唱 燃やされる村人
台本のコピペ禁止
Comment
3commnets
- あろん
- 御影
- あろんい、生贄?!_:(´ཀ`」∠):_怖い... でもめっちゃいい台本!(♡ˊ艸ˋ♡)