あ、この映画、面白かったよ。
別れた恋人が死んじゃうんだけど。」
「へぇ、映画なんて珍しい。」
誰と見たのか聞けない、君の悪い癖
「友達が女に間違われてナンパされたことがあって、
それが超ウケる話なんだけど…」
結論から話し出す僕の癖
何も言わず笑う、君の悪い癖
最後の最後は喫茶店
あの、六文字、が流れて
気付けばなぜか二人とも泣いていた
何万回使い古された愛してるより君が欲しかったものって
ずっと、もっとそばにいる、ということ
きっと、もっと言葉にする、ということ
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