ライオン (天野月子)

天野月子

この曲ほんと大好き ================== 優しい陽射し 柔らかな鳥の声 空っぽになる あなたの愛した間取り 剥がれ落ちた ペンキの細かな屑 ふたつ買った 染みのついた皿 馴染んだそのすべての 遊び道具を 固く縛り 蓋をした 広く蘇る部屋 嘘みたいに明るい ライオン 詰くなった檻から出ていくふたり ずっと同じように笑っているだろうか ================== 以下、個人的な解釈（どうでもいい） 歌詞中の「ふたり」は大学生で、幼馴染であり恋人 "私"の家でふたりは生活してたんだけど、就職とか(何らかの事情)で遠くへ行ってしまうことが決まった｢あなた｣ "私"もまた、人生の分岐点にいて、ふたりが恋人であり続けることが難しくなった この歌詞の部分は｢あなた｣が旅立った直後のことで、それなのに世界はいつもと同じように回っていて自分だけが取り残されてる虚しいなって気持ち ｢遊び道具｣ってのは二人の思い出を喩えていて、｢固く縛り蓋をした｣のは 自分では気づいていないけど"私"は別れを望んでいなかったから ｢あなた｣がいなくなった後、ふたりでいた時は窮屈にさえ感じた自分の部屋は、自分一人でいるとこんなにも広かったんだってことを思い出して、"私"の中で｢あなた｣がどれほど大きな存在だったか思い知る ｢詰くなった檻｣っていうのは"恋人"という関係性 恋人でなくなってしまった後も、別々の道を歩んだ先でもまた同じように笑い合える（＝くだらない話ができる）日は来るのだろうか っていう風に解釈してます 歌詞の情景思い浮かべるのほんと楽しい泣ける #ライオン #天野月子