【声劇 朗読】ふたりぼっち。
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【声劇 朗読】ふたりぼっち。
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君と二人なら、もう寂しくないよ
──台詞────────
むかしむかし、あるところに、一人の少女がいました。
少女は異質な“色”を持っていました。
闇のような漆黒の髪に、呪われた柘榴(ざくろ)の瞳。
村の人々からは『魔女』と気味悪がられ、友達もいません。
それはとても寂しいけれど、仕方のない事だと諦めていました。
そして、少女は一人の少年と出会います。
村のはずれに住むその少年もまた、異質な“力”を持っていました。
人の死が視(み)える、不思議な力。
村の人々は『悪魔』の力と恐(おそ)れました。
居場所がなく、孤独だった二人。
二人はいつしか友と呼べるまでに仲良くなりました。
そんな二人を見た村の人々はこう言います。
「まるで『死神』だ」と。
幾つか時が流れ、やがて少女は気づきます。
少年の、“本当の力”に。
けれど、そんな事は もうどうだっていいのです。
だって、二人を傷つける人は、もう誰もいないのだから……。
※一人称変更OK
アレンジ・アドリブ自由
物語の語り部風台本。
少年の本当の力は『生を操る力』。
死が視えるのはその副産物。
少年の力で、何十年経った後も二人だけは年を取らずに生き続ける。
少年もまた、寂しかったのです。
永遠という長い長い時間の檻の中で、一人取り残されて。
だから、自分の側にいてくれる少女に力を使った。
それはとても辛く残酷で……けれど、優しい少女はそれを受け入れます。
ちなみに、少女は見た目が異質な色だっただけで、何の力もありません。
元々小さな村だったので過疎化と寿命により村には二人しか残っていません。
レーニャさんの素敵な伴奏
【ad-lib piano BGM 勞君色】
お借りしました!
Comment
7commnets
- †みぃ†生ダコforever相変わらず素敵な台本(歓喜)
- 咲理*お借りしました!
- 懐音すみません!m(_ _)m今回はちょっとふざけてコラボしちゃったので、今度もう1度コラボさせていただきます!
- 百日草!(💡台本屋♪)プレイリスト失礼します(*´ー`*)
- うた@サブ垢お借りします
- ニィコたん(๑• . •๑)お借りしまふ(´。>ω✪。`)
- ゆうが@相方さんが欲しくなってきた・・・笑お借りします!