声劇 『孤独と白』
銀音
声劇 『孤独と白』
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結月と銀音のオリジナル声劇part2。
驚く程女声出なかった…
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人に嫌われ 世界を嫌う 少女の話。
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月明かりの下、真っ白な服を着た少女が
長い髪を風に靡かせて くるりと踊り 笑う。
「あはは、下手くそだなぁ
演じるならもっと綺麗に演じなよね
そんなんで僕を騙せるとでも思ったの?」
みんな 自分から近づいてきたくせに
僕を知るに連れて 離れていく。
みんな、口を揃えて言うんだ。
「こいつは“化物”だ」って。
僕は普通に過ごしてるだけなのにさ、酷いと思わない?
興味本意で無闇やたらに近づいてくるあいつも
上辺だけの笑顔浮かべてすり寄って来るあの子も
みんなみんな 大嫌いだよ。
はぁ…もっと上手く演じられないのかな?
演じるなら演じるなりに完璧に騙してほしいよね。
下手な演技はもう見飽きちゃった。
ねぇ、君はちゃんと騙してくれる?…なんてね。
…あぁ、馬鹿馬鹿しい。こんな世界 消えちゃえばいいのに。
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