第13作目 朗読「兄貴の背中」
Mr.F♂
第13作目 朗読「兄貴の背中」
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僕の思いを嘘偽りなく文にした朗読です
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僕には2つ歳が離れている兄貴がいる。
兄弟はよく比較される、それは同じ親から生まれ、同じような環境で育っているからだ。
差が出るとすればそれは個性だ。
兄貴は色んなことを克服する性格だからなんでもできる。
それに対し僕は苦手なことは遠ざけるのでできないことはたくさんある。
なんでもできる兄貴が羨ましくて嫉妬ばかりしていた。
そんな自分が兄貴にどう思われいるかと思い本人に聞いてみた。
「俺のこと情けない弟だと思ってるんだろ?」と訪ねたら「確かに出来の悪い弟だと思ってるけど情けないと思ったことはない」と意外な一言で僕は泣き崩れた。
喧嘩とかは当時減らなかったがお互いの性格を理解し自然に減っていった。
兄貴は今の僕をどう思っているかわからないが、僕にとって兄貴は憧れの存在であり、人間のあるべき姿のお手本のような存在である。
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