【和風声劇】神の社に棲まうもの
妖(うに宙)、少年(むたま)、台本(結衣)
【和風声劇】神の社に棲まうもの
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#和風声劇 #声劇 #聞きに行きます
コラボ失礼しました🌌🌌
妖役です(`・ω・´)ノ
久しぶりに声劇ッ!楽しかったです!
少し変えてます
素敵な台本に 素敵な少年さん..
ありがとうございました!
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この投稿で うに宙の2016のnanaは終わりです( ˇ꒳ˇ *)
コメ欄などで話しかけてくれた方
フォロワーさん うに宙の投稿を聞いてくださった方... ありがとうございました🌌
2017は 今年よりもたくさん活動できたら!と
思います🌱
ではでは 良いお年を。:* .
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story
静かで真っ暗な山の奥深くに、ただ一つだけ佇む小さな神社。
すべてを失くし、人生を諦めた少年は、何も考えず歩いた末に、そこに辿り着いた。
あまりに古びた、さもすれば崩れてしまいそうな長い石階段を登り、錆びてくすんだ赤い鳥居をくぐる。
「……人間か?」
凛とした、声。
反射的に、視線を上げた先……本殿と鳥居との僅かなスペースを埋めた、苔むした石畳の中央に。
神社そのものと同じように、美しい妖が一人、佇んでいた────
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妖「……人間か?」
少年「…さぁ、どうだろうね」
妖「ヒトの匂いがする、お前は人間だ」
少年「分かっているなら、どうして訊いたの」
妖「お前が……ヒトとして生きることを、捨てているように見えたからだ」
少年「……鋭いね、流石妖怪だ。僕にはもう、
生きる理由がない」
妖「ならば、私が殺してやろうか」
少年「いいよ。どうやって殺すの?」
妖「そこの木に磔(はりつけ)にして、末端から切り刻む」
少年「へぇ…僕には丁度いい死に方だ」
妖「……ただの脅しだ。…お前は何故そこまで死にたがる?」
少年「家族と友を、殺したからだよ」
妖「……なるほど確かに、人間一人で背負える業(ごう)ではないな」
少年「うん、だから」
妖「此処に住め」
少年「…え」
妖「雑用を全て任せる。代わりに、私もその業を背負ってやる」
少年「……優しい妖(あやかし)もいたものだね」
妖「はっ、どうだかな……お前が、私に似ているからだ」
少年「へえ……ねぇ、名前は?」
妖「籃(らん)、だ」
少年「僕は柊(ひいらぎ)。……ありがとう、籃」
妖「……ああ。よろしくな、柊」
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#掛け合い声劇 #今年最後 #nana民と繋がりたい
Comment
7commnets
- うに宙
- じゃろん@台本を書くよ
- じゃろん@台本を書くよ
- うに宙
- 舞姫おぉ……コラボありがとうございました!
- うに宙
- むたま👑コラボありがとうございます┏○ペコ effectで不思議な感じで妖怪と人の違いをだして、ピシャリと言い放つところと優しく言うとことあって素敵でした(✿´ ꒳ ` ) 他にもコラボ出してるんで機会あればぜひまたしてください✨✨✨