【声劇台本】遠い昨日
☆幼い人( )
【声劇台本】遠い昨日
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☆幼い人
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せりふ
☆こんな夢をみた。
☆幼い私は田んぼ道を歩いていた。
☆み空色に少し灰がかった
空の下で足を止める。
☆そこでは、
昔に亡くなった祖父が
枯れ草を集めて燃やしていた。
☆すると祖父が「まだ、燃えるかい」と
聞くので、
私は消え入りそうな火を見て
「もう、燃えないかもしれない」
と答えた。
☆するとまた、
祖父が「すぐに燃えるさ」と云(い)うから
私はポケットから写真を何枚か取り出して
灰の中に無造作(むぞうさ)に投げ入れた。
☆炎は、言った通り轟々(ごうごう)
と燃えだした。
☆灰山からは、
火の粉が上へと藍色に吸い込まれ
やがて、燃え滓(かす)となって落ちた。
☆「あの時間の中にずっと居たかった。」
☆暖かくなった頬に涙が流れた。
☆「思い出は、燃やしても
なお美しいんだな」
と私はこの時、他人事のように思った。
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今年も、もうすぐ終わってしまいますね…
コラボお待ちしております。m(_ _)m
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- ★mono猫☆お借りしました!